鬱病彼女の彼氏

鬱病の彼女を治すまでのブログです。同時に読む人へマイノリティーな精神疾患への理解を深めて、本当に鬱病の人が少しでも住みやすい世界になってもらいたい

出会ってから気づくまで、

彼女と出会ったのは大学に入学して。

お互い同じ大学の薬学部一年になった時のことである。

完全に自分の一目ぼれだった。人が人を好きになる理由はいくつもの要因が重なると思うが、完全に「外見」のみであり中身はどうでもよかった。

 

出会いたての頃はただずば抜けて他より可愛くて普通より不思議ちゃんな子。

どうやら小学校からずっと女子校に通っており男子耐性はなく、常にいる女友達もそんな作らず見た目から男子はものすごい数寄ってくる。そんな子だった。

自分も最初はずっとそこらの男子と同じく躱され続けていた。

 

けれど問題が起きたのが8月頃、彼女が夜職のバイト、、、いわゆる素人キャバクラを始めたのである。これがすべてのはじまりである。

 

自分がそれに気づいたのは9月、、、大学の後期が始まったころである。

そのころから彼女は学校に来なくなり、家にもあまり帰ってなかったようだ。そして何よりびっくりしたのはマックで睡眠の大部分をとる、そんな生活をしていた。

そして時間が経つにつれ、学校の実験中に倒れ、階段で倒れ、学校では常にふらふら、そしてついに学校にこなくなった

最初はただそういう子なんだなと、自己管理ができないだけのだらしない性格なんだろうと思っていた。

だけど自分が異変に気付いたのは10月に入ってから。彼女の手首に自傷行為の跡があった。

今思い返すとサインはたくさんあったのだが気づかなかった。気づけなかった。

なぜなら精神疾患に関しての認識が甘かった、精神疾患はただのさぼりの手段、名前をつけたサボり野郎だと思っていた。

 

ある日彼女から電話がかかってきた。ずっと知らない電話番号からかかってくると。

最初は軽く考えていたが、尋常じゃない怖がり方をしていた。

「こわいこわいこわいこわいこわいこわい」

聞いているこっちが怖くなるほどにだ。そこから過呼吸になり、苦しんでいるのが電話越しに伝わってきた。

深夜1時に急いで高速に乗り彼女の家まで行った。

電話がかかってくるという時点で気づいていたが、お客さんからストーカーにあっていた。

自傷行為過呼吸、倒れるほどの疲労。これを目のあたりにした僕は彼女のそばにいようと決めた。綺麗な話ではないが、彼女が家に帰りたくないという日は満喫やファミレス、ラブホで朝まで過ごしたりした。(家にいても居場所がなく落ち着かず、夜寝れないらしい)

 

そして1020日、僕らは付き合った。

 

そこから今現在、約8か月がたち彼女はいまだにADHD双極性障害過食嘔吐醜形恐怖、また夜になると悪夢(幻覚?)を見るという症状がある。

自傷癖はどうにか抑えられている。

 

一度は病院に行き、双極性障害という診断を頂いた。

諸事情によりここ6か月は行けず、明日やっと病院に行ける。

これによってどこまで症状が抑えられるか、どこまで治していけるか期待している。